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世界最強マイク・タイソンは本当にいじめられっ子だったのか?中大輔/木村シュウジ「マイク・タイソン物語」 [名作紹介]


マイク・タイソン物語 (バンブー・コミックス)

マイク・タイソン物語 (バンブー・コミックス)

  • 作者: 中 大輔
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2013/07/31
  • メディア: コミック


今回は2013年に出版された「マイク・タイソン物語」を紹介。

作画の木村シュウジははっきり言って絵が達者ではない。
タイソンも似ていないが、素朴で読み易い作風だ。

原作が中大輔。
あまり知らない人だけども、ジャッキーチェン物語も面白かったので他の作品にも興味が湧く。名原作者なのかもしれない。

マイク・タイソンといえば、歴史上何人もいない世界最強と呼ばれる男の一人だ。
信じられないスピードとパワーでわかりやすいノックアウトを量産。
子供の頃のスーパースターの一人だった。

この練習動画見ても、まったく勝てる気がしない。


漫画にも数限りなく引用されたと思う。
思いつくだけで「ろくでなしブルース」「はじめの一歩」「まじかるタルるートくん」、石ノ森章太郎の「ホテル」、「ザ・モモタロウ」「仮面ボクサー」、ゲームだけど「ストリートファイター2」のバイソン。。。そのうちこれで記事を書きたい。
 

そんなタイソンも、子供の頃はいじめられっ子で、泣かされて帰っては鳩の世話をしていたと「はじめの一歩」で知った。でも一歩から連想される内容とは全く違う。タイソンがいじめられっ子だったのは幼い頃で、小学生4年生の頃にはスラム街の番長だったという。
タイソン物語1.png
(画像は「はじめの一歩」)

でも鳩好きなのは相変わらず。当時の友人たちからは「フェアリー・ボーイ(不思議ちゃん)」と呼ばれていたようだ。自閉症という話もある。
タイソン物語4.png
彼を救ったのはカス・ダマトというボクシングトレーナーとそのチーム。
タイソンの才能を見抜いて後見人になり、住み込みで面倒を見る。
カスを親代りだと思ったタイソンは素行も良くなり、伝説のボクシング王者となるが、カスが亡くなったことから生活が荒れだす。
タイソン物語2.png
カスがいなくなったところを、悪徳プロモーターとして知られるドンキングにタイソンは籠絡され、堕ちていくことになる。東京ドームでの初敗北、そして強姦で訴えられ3年の収監。噛みつき事件。。。
タイソン物語3.png
最後の試合の後の、「もうこれ以上ボクシングを侮辱したくない」は名台詞だと思う。
現在はかなり落ち着いた生活をしているらしい。鳩と一緒に。
 

マイクタイソン物語はオマケも充実。
ボクシングマニアには物足りないのかもしれないが、自分のようなにわかタイソンファンには十分面白い。原作の中大輔のあとがきも染みる。オススメの一冊だ!

 

マイク・タイソン物語 (バンブー・コミックス)

マイク・タイソン物語 (バンブー・コミックス)

  • 作者: 中 大輔
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2013/07/31
  • メディア: コミック


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