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恐怖のあだちウィルス感染から脱却した作家の作風が衝撃の結果に!森秀樹「青空しょって」 [時事ネタ]

少女漫画誌で「絵が似すぎた」というあまり前例のない謝罪があって話題になっている。
あまり興味が湧かないが、今後どういう影響が出るのか?ちゃんとチェックしておいた方がいい案件なのかもしれない。

島本和彦の「アオイホノオ」15巻「あだちウィルス」というのが出てくる。
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このアオイホノオ劇中当時のあだち充はまだ巨匠とまでは行かないが、感覚の鋭敏な若手クリエイターは次に時代を支配する作家を瞬時に見抜き、模倣という最大のリスペクトをするものである。あだち充の場合、それが師匠の石井いさみにまで及んだと言われているのだからすごい。

<感染前>「750ライダー」1巻
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<感染後>「750ライダー」50巻
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そのあだちウィルスが抜けた場合はどうなるのか。
その衝撃の例を教えてくれるのが森秀樹である。

森秀樹は「青空しょって」というゴルフ漫画を1987年から4年間、週刊サンデーで連載していた。
初期の頃は紛れもない「あだちウィルス」感染者だったことが見て取れる。
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これが最終24巻になると、劇画色の強い真逆のタッチになっているので驚く。
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主人公の父親のデザインは「あだちウィルス」というより「ハヤオウィルス」なのでそれも面白いのだが、最終巻では作者の後のヒット作になる「墨攻」の主人公と瓜二つなのだ。(注:上の画像の鎧武者と下画像左下コマは同一人物)

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ちなみに森秀樹は「墨攻」から数年を経て、現在は枯れに枯れまくった作風で新選組漫画を週刊文春に連載している。

以下の画像は森秀樹2011年の作品、5分で読めるシグルイこと「腕~駿河城御前試合~」

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まあ「あだちウィルス」から脱却したというよりも、他の「時代劇ウィルス」に感染したと考える方が正しいのかもしれないけど。

 





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