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「闘将ダイモス」と「がんばれロボコン」からの漫画ネタ。鈴木武幸「夢を追い続ける男」5回 [シリーズ]

鈴木武幸「夢を追い続ける男」の第5回。

戦隊の話を追い続けるのはこれくらいにして、ちょっと小ネタを2つ。

 
鈴木Pは東映アニメーションでも仕事をしており、その経験がスーパー戦隊で活きたというのは有名な話。鈴木Pが関わったアニメの中に、「闘将ダイモス」という作品がある。いわゆるスーパーロボット物で、トレーラーが巨大ロボに変形して戦うという内容。子供の頃、かなりこのアニメが見たいと渇望したが、放送されていなかったという悲しい思い出がある。

ロボットプロレスに空手の型を取り入れているのもダイモスの特徴の一つ。
島本和彦の「アオイホノオ」の中で、主人公が通いだした空手道場の流派がダイモスと同じもだとわかり、主人公が内心熱唱するシーンがある。
加藤夏希4.png

「夢を追い続ける男」によると、ダイモスの監督である長浜忠夫は熱い人だったそうで、スタッフとぶつかることはしょっちゅうだったそう。アフレコの演出に向かう車中もダイモスの主題歌を熱唱してテンションを上げていたというから凄まじい。


 
続いての小ネタは「がんばれロボコン!」
藤子不二雄で言う所の「ドラえもん」「オバQ」「ハットリくん」みたいな、強烈な個性を持った居候が織りなすコメディの石ノ森章太郎バージョンといったところか。

今では廃れてしまったが、その後「ロボット8ちゃん」「バッテンロボ丸」「ペットントン」といった亜流を生み出した人気ジャンルの始祖となった作品だ。
 
ダメロボットが先生から100点をもらうべく人間に奉仕するという内容なのだが、なかなか100点を出さない事にこだわったということが「夢を追い続ける男」には書かれている。

思い出すのはサムシング吉松の「セガのゲームは世界いちぃぃぃ! 」だ。
当時、自嘲的な自社製品CMで一世を風靡したセガのゲーム機を、擬人化(?)して皮肉った風刺漫画だ。単行本1巻にロボコンネタがあり、やっぱり100点がもらえないのをオチにしている。
加藤夏希3.png

さらに単行本ではリメイク版の出演者であるロビーナ役の加藤夏希と作者の対談を掲載。
加藤夏希2.png
加藤夏希は当時13歳。20年前の漫画だが、今なお加藤夏希は33歳の若さってのがスゴイ。特撮出身でありながら、ファッションリーダーレベルまでいった、数少ない女優の一人だ。
加藤夏希1.png



ちなみに元祖ロボコンのロビンちゃん役の島田歌穂も現在55歳とまだまだ若いし、もっと出世してる感がある。


 

夢を追い続ける男

夢を追い続ける男

  • 作者: 鈴木 武幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



セガのゲームは世界いちぃぃぃ! (SB comics)

セガのゲームは世界いちぃぃぃ! (SB comics)

  • 作者: サムシング吉松
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: コミック


超合金魂 GX-43 闘将ダイモス

超合金魂 GX-43 闘将ダイモス

  • 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
  • メディア: おもちゃ&ホビー

タグ:鈴木武幸
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