問題は副流煙ではなかったのか?勝ちすぎる受動喫煙撲滅機構はシャーロックホームズからパイプを取り上げるのか? [時事ネタ]
ヒカルの碁の電子化始めました。
この漫画いいよな。上品で。
その中でちょっとびっくりした一コマがあった。
1巻の最後で兄貴分として登場する加賀。
中学生なのにタバコを吸って登場するのである!
へー、この時代この描写OKなんだと驚いた。
そういやタバコの煙を慌ててはたいて消すシーンとかあったな。
1999年ごろの漫画である。
先日、少女漫画家が、雑誌「りぼん」におけるタバコの表現が厳しくなったとツイートしているのが話題になった。3年前に煙がアウトとなり、わざわざ単行本も修正したらしい。そして最近になって、ついにタバコ自体を表現するのが禁止になったという。
この作家の漫画を読んだことがない。
念の為、検索してみたら「キセル」じゃん!
…確かによくツイートを読むと「煙草」ではなく「煙管(きせる)」と書いてある。ブラッド・ピット風のスカしたイケメンが壁ドンしながらマルボロメンソールでも吸ってるのかと思いきや、がんばれゴエモンの小道具でお馴染みのキセルなので衝撃を受けた。こんなマンガチックな小道具でもアカンのか。きびしいな!
<2023年4月12日追記>
漫画のタイトルは「HIGH SCORE」。舞台は現代。キセルを持っているのは34歳のお坊さん。 2011年にアニメ化、同年キッズステーションで放送。これが原因かなと思いきや、漫画の「ケムリ」がアウトになったのは2016年。喫煙描写が完全に禁止されたのが2019年。
TVでこないだやっていたが、昔は飛行機内でも病院でも吸うことができた。医者だってタバコ吸いながら診察していたのである。最近、手塚治虫の自伝「ぼくはマンガ家」を読んだが、医者がタバコを吸うのが当たり前前提の話が出てくる。
本の初出は1969年だそうだ。自分が生まれる前の話だが、自分が子供の頃にも患者の前でタバコを吸う医者というのはいたと思う。それがいつの間にかいなくなっていて、いつの間にかとんでもない行為という認識になっていて、自分で自分にびっくりだ。
飲食店も完全禁煙の流れである。調べてみると、東京都は2020年に条例として施行されるそうだ。「従業員を雇っている飲食店」という括りがあり、つまり接客する人に受動喫煙があってはならないということなんだそうだ。コンビニでは灰皿が撤去される流れだ。外に設置してある灰皿の近くを通ったら受動喫煙になるだろうというクレームが多いらしい。
今や喫煙文化は徹底的に排除されようとしている。
自分はタバコは吸わないが、タバコを吸う様はカッコよく、憧れはある。
父がヘビースモーカーだったから煙も苦手ではなかったが、あまりに分煙が進んだ世の中になったせいか最近は少しでもタバコの匂いを感じると違和感を感じるようになってしまった。
完全に非喫煙側の勝利である。
ただちょっと行き過ぎではないかと思う。
完全勝利しているのにも関わらず、映像表現すら許さないというのはどうだろう。
勝ちすぎると恨みが残ると横山光輝三国志の中の馬良も言っている。
大河ドラマ「いだてん」に嫌煙団体がクレームを入れたことも話題になった。
フィクションならまだしも、正確な時代描写にも横槍を入れようというのである。じゃあアヘン戦争も描写できないな!平賀源内も禁煙か。
<2014年4月12日追記>
シャーロック・ホームズからパイプを取り上げるのか?というのが今回の話だが、ホームズは麻薬中毒でもあり、コカインを注射する姿がTVドラマでも描写されているそう。NHKでの放送時はカットされているらしい。
宮崎駿の「風立ちぬ」にも喫煙シーンが多すぎるとクレームが入った。これは作る側が意識的に多くしたのだという。素晴らしいと思う。視聴者もぜひ煙もくもくするシーンに「いいモクモクだ!」と思いながら見てほしい。
そのうちドキュメンタリーであってもタバコを吸うシーンは許さんという時代になるかもしれない。「風立ちぬ」に喫煙シーンが多くなったのは宮崎駿が喫煙者というのもあるのだろう。制作ドキュメンタリー「もののけ姫はこうして生まれた」はウルトラ傑作だと思うのだが、あれも発禁だ!もしくは口元にモザイクかけられちゃうな!
そもそも問題とされているのは受動喫煙ではなかったのか。
4D映画じゃあるまいに、煙の一切でない漫画や映画のタバコにクレームを入れるとは何事かと思う。
受動喫煙撲滅機構という団体の行動は注視していかなけらばならないかもしれない。バランス感覚がおかしい。代表者は誰なのだ。今にもっと悲劇的なことをやらかすような気がしてならない。
この漫画いいよな。上品で。
その中でちょっとびっくりした一コマがあった。
1巻の最後で兄貴分として登場する加賀。
中学生なのにタバコを吸って登場するのである!
へー、この時代この描写OKなんだと驚いた。
そういやタバコの煙を慌ててはたいて消すシーンとかあったな。
1999年ごろの漫画である。
先日、少女漫画家が、雑誌「りぼん」におけるタバコの表現が厳しくなったとツイートしているのが話題になった。3年前に煙がアウトとなり、わざわざ単行本も修正したらしい。そして最近になって、ついにタバコ自体を表現するのが禁止になったという。
そういえば…
— 津山ちなみ:ハイスコア17巻発売中 (@c_tsuyama) 2019年3月15日
りぼんにおけるタバコ描写規制がどんどん厳しくなり、レイジに煙管を持たせることも今月号で最後になります140;1034
3年ほど前に、「煙管から煙が出てるのはアウト」となり 原稿を修正することになった時に、そこまで?と思ったけど、とうとう完全アウトになりました。
続く→
この作家の漫画を読んだことがない。
念の為、検索してみたら「キセル」じゃん!
…確かによくツイートを読むと「煙草」ではなく「煙管(きせる)」と書いてある。ブラッド・ピット風のスカしたイケメンが壁ドンしながらマルボロメンソールでも吸ってるのかと思いきや、がんばれゴエモンの小道具でお馴染みのキセルなので衝撃を受けた。こんなマンガチックな小道具でもアカンのか。きびしいな!
<2023年4月12日追記>
漫画のタイトルは「HIGH SCORE」。舞台は現代。キセルを持っているのは34歳のお坊さん。 2011年にアニメ化、同年キッズステーションで放送。これが原因かなと思いきや、漫画の「ケムリ」がアウトになったのは2016年。喫煙描写が完全に禁止されたのが2019年。
TVでこないだやっていたが、昔は飛行機内でも病院でも吸うことができた。医者だってタバコ吸いながら診察していたのである。最近、手塚治虫の自伝「ぼくはマンガ家」を読んだが、医者がタバコを吸うのが当たり前前提の話が出てくる。
本の初出は1969年だそうだ。自分が生まれる前の話だが、自分が子供の頃にも患者の前でタバコを吸う医者というのはいたと思う。それがいつの間にかいなくなっていて、いつの間にかとんでもない行為という認識になっていて、自分で自分にびっくりだ。
飲食店も完全禁煙の流れである。調べてみると、東京都は2020年に条例として施行されるそうだ。「従業員を雇っている飲食店」という括りがあり、つまり接客する人に受動喫煙があってはならないということなんだそうだ。コンビニでは灰皿が撤去される流れだ。外に設置してある灰皿の近くを通ったら受動喫煙になるだろうというクレームが多いらしい。
今や喫煙文化は徹底的に排除されようとしている。
自分はタバコは吸わないが、タバコを吸う様はカッコよく、憧れはある。
父がヘビースモーカーだったから煙も苦手ではなかったが、あまりに分煙が進んだ世の中になったせいか最近は少しでもタバコの匂いを感じると違和感を感じるようになってしまった。
完全に非喫煙側の勝利である。
ただちょっと行き過ぎではないかと思う。
完全勝利しているのにも関わらず、映像表現すら許さないというのはどうだろう。
勝ちすぎると恨みが残ると横山光輝三国志の中の馬良も言っている。
大河ドラマ「いだてん」に嫌煙団体がクレームを入れたことも話題になった。
フィクションならまだしも、正確な時代描写にも横槍を入れようというのである。じゃあアヘン戦争も描写できないな!平賀源内も禁煙か。
<2014年4月12日追記>
シャーロック・ホームズからパイプを取り上げるのか?というのが今回の話だが、ホームズは麻薬中毒でもあり、コカインを注射する姿がTVドラマでも描写されているそう。NHKでの放送時はカットされているらしい。
宮崎駿の「風立ちぬ」にも喫煙シーンが多すぎるとクレームが入った。これは作る側が意識的に多くしたのだという。素晴らしいと思う。視聴者もぜひ煙もくもくするシーンに「いいモクモクだ!」と思いながら見てほしい。
そのうちドキュメンタリーであってもタバコを吸うシーンは許さんという時代になるかもしれない。「風立ちぬ」に喫煙シーンが多くなったのは宮崎駿が喫煙者というのもあるのだろう。制作ドキュメンタリー「もののけ姫はこうして生まれた」はウルトラ傑作だと思うのだが、あれも発禁だ!もしくは口元にモザイクかけられちゃうな!
そもそも問題とされているのは受動喫煙ではなかったのか。
4D映画じゃあるまいに、煙の一切でない漫画や映画のタバコにクレームを入れるとは何事かと思う。
受動喫煙撲滅機構という団体の行動は注視していかなけらばならないかもしれない。バランス感覚がおかしい。代表者は誰なのだ。今にもっと悲劇的なことをやらかすような気がしてならない。
2019-04-02 08:46
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0