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表現とは誰かしらを傷つけること。鳥山明のイラストは犯罪か。 [時事ネタ]

なんか鳥山明が最近よく炎上している。
闇の組織の陰謀だろうか。

ウェブサイト制作会社のアシスタントデザイナーが、同調圧力からドラゴンボールを読み、分析記事を描いたところ大炎上。解釈が人によって真っ二つなので、興味ある方はブログを読んでいただきたい。自分は割とドライに見ているのだが、普段ドラゴンボールについて語ったりしない、炎上にも加担しないポリシーの人までボロカスに避難していたので驚いた。まあ愛するがゆえ、ということなのだろう。

そしたら今度は過去に鳥山明が描いたイラストについて、犯罪とまで言っている人が注目を集めた。

>小山芙美さん(アラレちゃんの声優さん)のLPレコードに鳥山明が描いたイラストがただの犯罪で、これを見てから鳥山明作品が受け付けなくなりました…。
鳥山犯罪3.png
このイラスト、声優の小山茉美のレコードジャケットのものらしい。
一部はドクタースランプ最終巻に寄せたメッセージ用に小山茉美本人が流用していて、全体図は初めて見た。とりあえず貴重だ。

ドクタースランプで流用されたカットは本人の部分だけトリミングされて使われており、スカートの裾が持ち上がっている意味が分からず、長年引っかかっていた。なんか不自然なイラストだなと思っていたが、右側にいる男達(おそらくバンドメンバー)の一人が棒を使ってスカートを捲り上げていた。例のツイート主はこれをひどく不快に思ったという。

嫌悪感をあらわにしているツイート主は、過去に性犯罪被害にあったことが深くトラウマになっており、スカートめくりもその一つだというのだ。

>一人の女性のスカートを複数の男性が覗いている、しかも実在の人物をモデルにしている、しかもスカートをめくるのになにかの楽器のバチを使っている、とか気持ち悪すぎます。鳥山明作品を目にするたびこのイラストのことを思い出してしまいます。

正直、鳥山明がどういう意図でこういうイラストを描いたのかはよくわからない。
イラストが描かれた時代はスカートめくりが流行しており、漫画表現でもヒットさせるための記号の一つだった。
鳥山犯罪5.png
だが問題のイラストにはそれらと少し違って。エロ要素はない。フレンチカンカンや、マリリン・モンローなどのポップでカジュアルなセクシー表現のニュアンスを含むものだと思う。さらにいえば、イラストを依頼した小山茉美と鳥山明の距離の近さ、内輪のノリを表現しているような気もする。

だが、性犯罪被害を受けたという人に、そんな反論はできない。
セカンドレイプみたいな話になってしまう。
だからツイート主の発言は暴走する。
それを咎められない。
この構造が問題だ。
鳥山犯罪1.png
それにしてもよりによって鳥山明かよと思う。
批判されるべき漫画は他にいっぱいあると思うんだけど。
こういう感覚の人は実はいっぱいいる。
いつだって世の中はアウターゾーンに入りかかっている。俺はついそっちを危惧してしまうけど。
鳥山犯罪2.png
それにしても鳥山明によって人生救われたと感じた元登校拒否児童の漫画を最近読んだばかり。同じ作品を読んで、自分が受けた性犯罪と同じ印象をもつ人もいるから、世の中ややこしい。

表現とは、誰かを傷つけざることが避けられないという作家もいる。
傷つけられたと言われて傷つく人もいるだろう。
鳥山明も、ファンも、鳥山明の妻も娘も。
そこはどうなのだろうか。
鳥山明のイラストは犯罪なのだろうか。

 
タグ:炎上 鳥山明
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