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アホかオンドレ!本当はガラの悪い忠臣蔵。みなもと太郎の「仁義なき忠臣蔵」 [名作紹介]

冗談新選組の増補改訂版を裁断。。。する前に、その単行本に収録されている「仁義なき忠臣蔵」を読みふけってしまった。
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改めて思うが、これいいなあ。
今年は蘭学事始をドラマ化したことだし、年末時代劇でやってくれないだろうか。
昔のヤクザ映画や時代劇に詳しい作者が、実際には播州弁で喋っていたであろう赤穂浪士を再現したヤクザ映画のような忠臣蔵がないのは理論的に言って変だ、という着想から描いた短編である。

ちなみに若い人は忠臣蔵を知らないと思うので一応説明しておく。
江戸時代、兵庫県のお殿様が、江戸城での礼儀作法を教える先生にいきなり斬りつけるという大不祥事が起きる。原因のよくわからないままにお殿様は切腹。部下は全てリストラされることになってしまう。納得いかない部下たちは、敵討ちをするのだといきり立つが、勝算が薄いと睨んだ家老の大石内蔵助はうまく部下をなだめ、暗愚のふりをして周囲を油断させ、数年かけて見事仇討ちを達成するという実話。脚色されて庶民に親しまれ、支配者層には武士の手本とされた。自分が子供の頃は毎年年末になるとTV時代劇をやっていたような気がする。
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半分漫画、半分文章なのが惜しい。
まあ、みなもと太郎は脱線しだすとキリがない(それがたまらなく面白いのだが)ので、完結させるためには仕方がない。
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今年は蘭学事始をドラマ化したことだし、年末時代劇でやってくれないだろうか。
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冗談新選組 風雲児たち外伝〈増補新版〉

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  • 出版社/メーカー: 復刊ドットコム
  • 発売日: 2015/12/22
  • メディア: Kindle版



冗談新選組

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  • 作者: みなもと 太郎
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
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