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かつてPTAを大炎上させた漫画が国から表彰!誰が評価するか、自分は誰なのか、それが問題だ。 [モテる漫画]

資料読みのため、ちょっと違う話題に。

永井豪が国から表彰されたということが話題になってる。
かつてPTAを大炎上させた人が表彰!
受賞挨拶で「これを機に全国の学校図書館にハレンチ学園を置いて欲しい」と永井豪がコメントして会場を笑わせたとか。時々日本の漫画は性や暴力表現に寛容すぎると海外から批判されるが、その誇れる風土は永井豪が産んだと分析している人もいる。
ハレンチ1.png
あの頃、ハレンチ学園を批判した高齢者たちの多くは死んじゃって、ハレンチ学園を受け入れていた若年層が今高齢者になり、権力の座についている。こういうことで作品の評価は変わってくる。

よくアニメファンが、ジブリやディズニーのアニメは良いのに、けいおんやらガルパンやらのアニメはキモイと叩かれると文句を投稿しているのを見かける。

結局、キモイと言われてるのはアニメがキモいのではなく、見ている人がキモいということだと思う。もっと言うと、それを言われている人がキモいということだ。ジャニーズとかイケメン俳優がディープなアニメファンを公言してもキモがられないことに対する文句も聞こえてくるが、結局そういうことだ。逆に言うと、そう言う人たちは自分の好きなものを、自ら貶めている。最近声優が、ファンに対しお風呂に入ってくださいと言ったとか言わないとか、そんなニュースがあったが、まあ全員では無いにせよそういう意識低い系が多いと言うことなのだと思う。



「 教養がない人は、何を言ったかではなく、誰が言ったかで判断する 」という 話を聞いた。
東大の教授が言ってたことだから、その通りだと思う。

と言うギャグが最近話題になっていた。
ギャグなんだけども、実際ほとんどの場合、みんな誰が言ったかで判断していると思う。いちいち検証していたらキリがない。知識や情報を得る手段が困難な場合、学者なりマスコミなりに頼ってしまう。餅は餅屋だ。いきなり鵜呑みにはしないにせよ、実績が信頼を確かなものにしている。
ハレンチ3.png
今回の記事は、怒りのロードショーを再読したのがキッカケで書いている。
怒りの4.png
この漫画の中に、辛口の批評家の学生が出てくる。辛口の学生批評家は心の底から自分の意見=作品の本質だと思っているのだが、彼は何者でもない。無価値に等しいありふれた人間だ。反対にその作品が、作品に関わる人を富ませ、それに影響されたクリエイターがさらに関わる人を富ませたと言う事実は尊いし、学生批評家の言動より価値のあることなのは間違いない。昔はこういう人を見るとレスバトルになってたものだが、最近は「こんなコミュ力だったら絶対実生活で不幸だな」と思うと、前ほど腹も立たない。

好きな言葉に「すべての人は、自分のふさわしい場所にいる」というのがある。結局のところ、自分や自分の好きなアニメが誤解されるのが嫌だと思うなら、自分の価値をあげるしかない。ベンチャー企業のCEOになるなり、フィギュアスケートで金メダルをとるなりすれば世間はそのアニメの良さを認める。そこまでは無理にしても、仕事で頑張って出世するなり、マナーや礼儀作法にこだわってコミュ力を強化してカーストの上位にいけば、小さい世間ぐらいなら見方を変えてくれる可能性はある。

自分はあまり外で漫画好きを公言していない。
努力はしているが、それほどでもないと思っている。
だが、いつか言えるようになれば良いなと引き続き努力して行きたいと思う。

福沢諭吉は「天は人の上にも下にも人を作らなかったけども、学問の成果によって上下関係って自然にできてきちゃうよ」と説いた。漫画やアニメには絶対的な価値基準はない。全ては関わる人間がどうであるかということだと思う。

 
 

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  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2010/09/09
  • メディア: コミック



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