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Fateで大人気?岡田以蔵好きに勧めたい漫画、小山ゆう「お〜い!竜馬」とみなもと太郎「挑戦者たち」 [歴史漫画]

よく知らないけども、フェイトとかいう人気アニメだかゲームだかで岡田以蔵が出てきて人気が高まっているという。歴史上の人物が夢の対決をするという内容なんだそうだ。ワールドヒーローズみたいなもんなのだろうか。

「岡田以蔵といえば龍馬伝をみんなに見て欲しい!」という書き込みに時代を感じる。そんな最近の作品になってしまうんだ?まあ、俺もその時代のミーハーな作品しか見てないのかもしれないが。

小山ゆうの「お〜い!竜馬」の岡田以蔵による吉田東洋暗殺シーンは一度紹介したいと思っていた。
以蔵1.png
「斬っちゃあせんぞ!!斬ってしまっては、武市の差し金であるという証言を聞き出せなくなる。じゃが骨が砕けるぐらい我慢せい!!」
「くははははは!!うぬらの剣には品というものがない!!武市も、わしをなめたものよのう!!おのれらごとき腕で、このわしが斬れるとと思うたがか!!」
「このうす汚れた犬どもが!!土佐勤王党も、ついに終わりよのう!!これで武市瑞山も、おのれらも全員、打ち首じゃあ!!」

この圧倒的絶望感!
50歳のオッサン相手に3人がかりなのに全く勝てる気がしない!
大魔王バーンに匹敵するのではなかろうか。
そこに様子を伺っていた以蔵が乱入!

以蔵2.png
「なっ!!なんじゃ〜っ!?もう一匹、犬が、おったがか〜っ!」
「犬じゃと〜っ!!わしらも人間ぞ!!死ねー、東洋!!」

これはすごいカタルシスを感じる。
吉田東洋の声はデーモン小暮で脳内再生されてしまう。

もっとリアリティを感じて好きなのは、みなもと太郎の「挑戦者たち」における、実際にあったというエピソード。勝海舟に依頼され、ジョン万次郎を護衛した以蔵は、暗殺者数名を返り討ちにしながら、さらに隠れている数人の気配を察知し、拳銃を懐から取り出そうとするジョン万次郎を諌め、的確な指示を与えているという化け物ぶりを発揮している。常に殺るか殺られるかで生きていると、人間に隠されている超感覚が発達するのだろうなあ。
以蔵3.png

ついでにこの後、ジョン万次郎からお礼の意味を込めて拳銃をプレゼントされるが、「私には無用の長物です」と一蹴している。

おまけ。
「あかね色の風」より車田正美の岡田以蔵。
以蔵4.png

 
「お〜い!竜馬」は、これを書いている現在、3巻までKindle版が無料なんだそうだ。超名作なので、これを機会に1人でも読む人が増えたらいいなと思う。

 

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1987/10/05
  • メディア: Kindle版






挑戦者たち 増補改訂版

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  • 作者: みなもと太郎
  • 出版社/メーカー: 復刊ドットコム
  • 発売日: 2014/06/14
  • メディア: コミック

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