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衝撃!SPA!でゴーマニズム宣言が電撃復活! [注目作品]

dマガジンの「SPA!」を読む。
ゴーマニズム が表紙でびびった。
連載再開するらしい。

SPA!(スパ!) 2018年 4/17 号 [雑誌]

SPA!(スパ!) 2018年 4/17 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2018/04/03
  • メディア: 雑誌


オウム事件でこの漫画を知った時、SPA!のどこを探しても「ゴーマニズム宣言」は載ってなかったので探した記憶がある。オウム事件とは、新興宗教団体オウム真理教による毒ガス散布などの一連の事件を指す。小林氏は作品の中で、組織を批判する弁護士の一家が行方不明になった事件を、オウムによる犯行だとほぼ断定。これはかなりリスクをとった行為だった。オウム事件以前にすでにゴーマニズム はベストセラーになっていたのだ。小林氏は訴えられて連載終了ぐらいは覚悟していたのだろうが、相手はさらに斜め上を行った。暗殺しにきたのである。実際弁護士失踪事件はオウムの犯行で、弁護士一家は殺され、埋められていた。
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もちろん逮捕されたり裁判の結果が出るまでは白黒つけられない話であるので、小林氏の行動は倫理的に問題があるという見方はできる。しかしオウムはそういう部分に漬け込んで味方を増やし、悪事を重ねてきたのである。疑われるに決まってる人が、わざわざ犯行を犯しますか?ゴルゴムの仕業ですか?という論法だ。オウムを犯人と決めつけたこの小林氏のセンスはレジェンドという他ない。今後、仮に劣化して駄作が続いたとしても、漫画界の偉人である評価は揺るがない(と俺は思う)。学研伝記まんがシリーズで「小林よしのり」が出たらぜひ買いたい。作画はよこたとくお先生がいい。
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話が逸れた。
ところが掲載誌のSPA!は逆にオウムを擁護したのである。ゴルゴムの仕業作戦に引っかかったというよりも、当時の編集長の資質だったという印象だと思う他ない。上層部の圧力がかかっても、雑誌の売り上げが下がっても断行したというからよくわからない。宅八郎(キモオタキャラで芸能活動をしていたタレント)を推してたというのもよくわからない。当時、ゴーマニズムを探してSPA!をパラパラめくっていたら、後ろを通りかかった人にチラッと見られたタイミングで宅八郎の写真がのったページだった。すごい不審そうに二度見されたのを覚えている。
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ゴーマニズムがなくなったらこの雑誌は終わりだろうと思っていたが、20年以上も存続していた。「だめんず・うぉ〜か〜」「青木雄二物語」「アラサーちゃん」などなど傑作を生み続けた。渋谷直角石原まこちんもこの雑誌で知った。さかもと未明の漫画も好きだった。ゴーマニズム連載再開も、その辺の卓越した編集センスによるものであると思う。

ちなみに俺が必ず読みたいページは「ひろゆきの炎上日記」と渋谷直角の漫画。アラサーちゃんは最近読むのがなんか苦痛だ。あとはほぼ読んでない。忙しいから。でも読めば面白いんだろうなという畏怖は感じている。

 

新ゴーマニズム宣言 全14巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]

新ゴーマニズム宣言 全14巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: コミック

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