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狩撫麻礼追悼!「ハード&ルーズ」に学ぶ男の生き様!!2 [シリーズ]

前回の記事をアップしてから変なことに気づいた。
ハード&ルーズのことを書いた2018年1月14日その日に小学館が狩撫麻礼の訃報を公表して驚いたということを書いた。

そして関連記事として過去に書いた狩撫麻礼の記事にリンクを貼った時に気づいたのだが、その記事を書いたのが2017年の1月14日だったのだ。

↓記事のURL末尾から書いた日付がわかる。

◆男の生き様漫画の金字塔「ハード&ルーズ」の同作者による同じような漫画2作見つけた
http://omakedvd.blog.so-net.ne.jp/2018-01-14
◆劇場用アニメ化すれば「君の名は。」以上のメガヒット間違いなし!と俺は思うんだよなあ、木崎ひろすけの「少女ネム」
http://omakedvd.blog.so-net.ne.jp/2017-01-14

俺は二年連続、同じ日に狩撫麻礼について書いたわけだ。そして死の公表が同じ日にあった。すごいといえばすごいが、すごい微妙だ。ちなみに実際に狩撫麻礼が亡くなったのは7日だそうである。
探偵ナイトスクープで、水木しげる大好きな子供二人を引き合わせた当日に水木しげるが亡くなるという話があったが、こういうのはなんか磁場が働くのだろうか。

 
さて、予告通り「ハード&ルーズ」の名作回を発表して行く。
ただ、男の生き様が重要なテーマゆえに言語化すると陳腐になってしまう名作回も多い。ひとまずインスタ映えしそうな、構成が秀逸な名作回のベスト4と断っておく。

第4位。
「持続」

土岐は初恋の人を探して欲しい的な依頼を受ける。
依頼主はプレイボーイの青年実業家。
1000人斬りの記念の一人として、小学校時代の担任の先生を口説きたいのだという。
八千草2.png
こんな男に1000人もの女性が股を開いたという事実に眩暈を覚える土岐だったが、それと同時にある疑念を抱く。
「その先生は現在50歳を越えてるのでは?」
「当然そうなるよな」
「婆さんを口説くわけ?」
「八千草薫の例がある」
八千草1.png
八千草薫といえば品の良いおばあちゃんという印象だが、この漫画は30年以上前に描かれているので当時は今でいう美魔女だったのだろう。依頼主はいろんな女性を見てきた経験から、先生はそのタイプだと確信しているという。

人探し自体はプロにとってごく初歩的な手段で解決。
ターゲットは田舎に引っ込み、家業の雑貨屋で働いていた。
その姿を見た土岐は呆然とした顔で店を後にする。
宿泊先のホテルで少し迷いつつも、依頼主とターゲットを会わせる段取りをつける。

「どうだった?やっぱり八千草薫だったか?」
「いやまあその…やはり寄る年波には…」
「…」
「ま 女性の好みは主観的な問題だから何とも…」

今、タバコ屋の店番をやってますと土岐に告げられ、会いに行く依頼主。
そこにいたのはシワくちゃで愛想のないおばあさんだった。
八千草3.png
「悪いけど両替はお断りだョ」
「ラ、ラークを2個。」

帰りの飛行機で深くため息をつく依頼主。
その姿を見ながら土岐は「ハードでルーズな俺の職業意識。誰がこんな野郎に八千草薫を渡すものか…。」とほくそ笑む。

カメラは先ほどのタバコ屋に移る。
「お母さん、店番変わりましょうか。」
老婆に代わって店に座ったのは美しさを維持したままの先生だったというオチ。
八千草4.png
 


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