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ゲーム業界統一の伝国の玉璽!「テトリス」をナムコがスルーしていた話 [ゲーム]

テトリス日本デビューの話をナムコが断っていた!
「ギャラクシアン創世記」を読んでいたら、そんな記事があった。

テトリスといえばゲーム史に残る名作パズルゲーム。
任天堂とセガにによって争奪戦が繰り広げられたテトリスは、ゲーム業界天下統一に必要な伝国の玉璽だったという人もいる。
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テトリスをメジャーにしたのはイグアナの壁紙で知られるセガのアーケード版。
このライセンスはテンゲンというメーカーから受けたもの。
テンゲンといえばナムコと親密。
なんで当時疑問に思わなかったんだろう。

>当時、セガ社内でパソコン版が大きな話題となり、業務用で作ろうとしたらアタリゲームズ社の子会社テンゲンが独占権を持っていることが判明します。そこでセガ側はアタリゲームズの中島英行社長に許諾の申し入れを行ったのですが、当時は経営権はナムコが持っていたので、中島さんはナムコ側に話を持っていきます。しかし、この話を受けた担当者が開発部門の意見を聞くこともなく、テトリスの許諾の申し出を断ってしまった為、セガが許諾を受けることになったとされています。

意見を求められ「なかった」という、当時の開発部門の責任者が「ギャラクシアン創世記」の澤野和則。本の中のインタビューでこう語っている。

>澤野さんの所に話が来ていたらナムコでやったかもしれませんか?

あー…。分かんない(笑)。アレは自分でも判断できなかったかもしれない。世に出てない状態でも遊んだら面白いと思った筈だけど、正しい判断ができたかどうかは、それは分からないです。自分の得意分野とそうでない分野って、どうしてもありますからね。得意な分野だったら即答できますけどね。

非常に素直なお答え。
テンゲンとナムコの両社長の仲があまりよくなかったのがねじれのキッカケらしい。
テンゲンの社長と仲の良かった家庭用ゲームの責任者が判断をしたんだそうだ。

>どーなってんだ!?誰だウケたのは!?みたいな話にはなってましたよね。なんか怒られて、責められていた記憶があります。

テトリスブームで二番煎じ、三番煎じが市場にあふれていた頃、アタリ社の「クラックス」をナムコが販売していて違和感を感じたことがあったが、こういう背景があった訳である。繋がった。
クラックす.png
 
このインタビューは「それはポンから始まった」という本から得た情報を基にしているそうだ。これまた結構高い本だ。

 

それは「ポン」から始まった-アーケードTVゲームの成り立ち

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