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空前の大澤良貴ブーム到来?北方謙三も読んだ「三国志新聞」 [歴史漫画]

最近、大澤良貴ブームだ。
その昔、「ログイン」というPCゲーム雑誌があって、大澤氏はその編集者。三国志正史のパイオニアであるらしい。。。と最近知った。

ログイン」はファミ通の元となった雑誌で、やはり読み物として面白かった。一時期は、発売されているゲームの総本数を上回る発行部数だったこともあるそうだ。自分もPCゲームは10本も遊んだことがないのに毎月買っていたわけだから、そういうありふれた読者の一人だったのだろう。
三国志新聞3.png
ログインの充実した読み物の中に「三国志」などの歴史系記事の連載があった。もちろん「光栄」の歴史シミュレーションゲーム由来の企画である。一番印象深いのは「その後の韓玄ご機嫌いかが?」という三国志2のリプレイ記事。横山光輝三国志で黄忠や魏延が仲間になるくだりに出てくる小物を選んで天下統一を狙うあたりチョイスが素晴らしい。
三国志新聞2.png
横山光輝「三国志」28巻に登場する韓玄)

自分が読んでいた時期は比較的初期にあたるのか、あまり大澤氏に関しては記憶がない。ログインではファミ通ほど編集者のキャラが前に出ていないということもあるかもしれないが。大澤氏はこの連載を引き継ぎ、正史に重点を置くことで反響を呼んだそうだ。このことは、のちに大作家、北方謙三にまで影響を与えたというからすごい。

大澤氏が1996年に手がけた「三国志新聞」という本があるというので購入してみた。三国志の内容を、新聞風にまとめたものだ。読み応えがある。
三国志新聞1.png
仕事の休憩中に、iPadで新聞読んでる風にカモフラージュできるかなと思いながら読んでいたら、女の子から「三国志知ってますよ!お兄ちゃんのPS2のゲームで遊んでいました!」と話を振られた。微妙に話が噛み合わないのでよくよく聞くと、同じ光栄のゲームでも「三國無双」であるそうだから時代である。

大澤氏のログイン時代を振り返った本があると聞き、「ゲーム雑誌のカラクリ」という本も購入。驚いたのが、三国志正史の知識が付け焼き刃だったということだ。当時は正史の資料が少なかったとは聞いていたが、大澤氏はそこをブルーオーシャンだとして必死に勉強したらしい。

続いて「ゲーム雑誌のカラクリ2」も購入。ちなみにちょっと前に購入した「三国時代スペシャル」と「三国志に聞け!」も大澤氏が関わっているので、うちにある大澤氏の本は5冊になっていた。氏のある本を読んでいたら、俺が昔一緒に飲んだことのある人がログインに関わっていたと知って驚いた。詳しい話を聞けたかもしれないと思うとちょっと残念である。

ちなみに、昔一緒に旅行に行った人がファミコン神拳に関わっていたと後で知ったということも最近あった。どこでどんな人と会っているか、わからんもんである。


三国志新聞

三国志新聞

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本




ゲーム雑誌のカラクリ

ゲーム雑誌のカラクリ

  • 作者: 大沢 良貴
  • 出版社/メーカー: キルタイムコミュニケーション
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本

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