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思い通りにならない選挙結果にイラつくマスコミ。四半世紀前の変わらぬ姿が見られる弘兼憲史の「加治隆介の議」 [時事ネタ]

朝まで生テレビの司会などで知られる田原総一郎がTVで視聴者に激怒という記事を産経新聞が書いてYahoo!ニュースにも転載された。

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政治部記者も務めている村上祐子アナウンサー(38)が番組で、視聴者からの意見として「今が完璧ではないが野党が酷すぎる。安倍総理はやりたい事をしっかり形にして欲しい」という意見を紹介したところ、途中で遮るように「ちょっと待って!野党が酷すぎるってどういうことなんだよ」と怒鳴った。

 田原氏は「どういうことなんだよ」と繰り返し、村上アナが「野党に関してはこういったご意見もご紹介していいですか?」と返し、さらに「野党に関しては…」と続けようとしたところ、これも遮り、「野党が酷すぎるってどういうことなんだよ」と激怒した。
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動画も見てみた。
ひどいといえばひどいけども、平常運転とも思う。
これがこの人の芸風だ。腹たつこともあるけども、もうボケも入って来ているし、ちょっと変なおじいちゃんなんだと敬老の精神で接すれないこともないかもしれない。
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(画像は小林よしのり「ゴーマニズム宣言スペシャル AKB48論」)


田原総一郎で思い出すのが1994年頃の漫画、弘兼憲史の「加治隆介の議」7巻。司会者が勧善懲悪的に捉えている問題に対して、それは繊細な対処をしなければいけないと反論した結果、悪い風に要約してまとめられてしまうというエピソードがある。これは田原総一郎がモデルなのではないか。
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小泉進次郎が新聞社への減税をTVで批判した途端、中継を打ち切られるという事件も最近あったばかり。
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「全く頭にきますね。あれじゃ言い逃げじゃないですか。」
「ボクシングで言えばヒットアンドアウエイなんだよ。キャスターはその辺のテクニックを心得ている」
「だって問題じゃないすか。自分が不利になりそうなところで相手の発言を一方的に打ち切るんですから。」
「正にその通りだよ。今の時代はマスコミが世論をリードする時代だ。下手すれば世論誘導、情報操作という危険性もあることは確かだ。」

加治隆介連載中はネットも普及していなかったので、マスコミをあり方を問う力も今よりずっと弱かった。そのころの横暴だったクセがいまだに直せないでいるのは当然のことだ。結果、信頼を失い続け、今回自らが誘導した結果にならず逆ギレする。さらに信頼を失い続ける。改まるのはネットネイティブが管理職になるころぐらいではなかろうか。その世代が「あんたち老害はお払い箱だ」とやるしか改善は見込めない。

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「日本のテレビの報道を信用するな。新聞も信じるな。当然週刊誌もだ。ニュースの事実以外は全部切り棄てていい!真実は自分で見つけて自分で判断しろ!」
 
 
 
。。。ところで、今気がついたんだけど、この田原総一郎似のキャラクター、最初の2コマは黒髪なんだよね。
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これだとあまり似ていない。加治隆介に反論された次のページから白髪になっている。作者の本音が出たのだろうか。

 

加治隆介の議 全10巻完結セット(文庫版)(講談社漫画文庫) [コミックセット]

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  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: コミック




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