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ゲームに没頭し過ぎたトラウマをリアルに思い出し、年老いた母も発狂?押切蓮介の「ピコピコ少年」 [無料/セール]

Amazonプライムビデオに「ゲームセンターCXザ・ムービー」があったので見た。ファンアイテムとしか言いようのない内容、よく言えば未見の人のためのプロモーションムービーなのだが、思ったより楽しめた。映画というのは生半可な気持ちで手を出して会社を傾かせる事業という印象が強いので、ガスコインカンパニーの将来が心配だ。

映画の内容は、土曜日に買えるジャンプや、クラスの女子(演じる平祐奈が大層かわいい)に対してこいつ俺のこと好きだとしか思えないと勘違いするエピソードなど、児童時代のあるあるネタが詰まっている。ゲームを又貸しされて不良の巣という異次元空間に潜入するのが山場なのだが、同じ体験を自分もしていて、これって「あるある」なのかと少し驚いた。

ゲーム少年だった頃の自分の気持ちをこれ以上ないくらい深く思い出す漫画といえば、押切蓮介の「ピコピコ少年」だ。今年の「俺の中でこの漫画がスゴイ大賞」最有力候補かもしれない。
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先に読んだ同漫画家による大ヒット漫画「ハイスコアガール」は、ガイルのソニックブームを「ファネッフー」と空耳してるところは爆笑なのだが、ゲーム好きの自分をゲーム好きな女の子たちが取り合うという作品の根幹をなすフィクションが受け入れられなかった。そんな嘘で喜ぶのは惨め過ぎると美意識が邪魔するのだ。
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しかしこのピコピコ少年は嘘がなかった。純度100%である。二次元しか愛せないということはなかったが、女性に対して奥手過ぎた自分の心理状態が蘇ってくる。ちなみにハイスコアガールのヒロインの元ネタも紹介されており、あまりにも悲しい結末に、やはりハイスコアガールの嘘はやはり受け入れがたいと思ってしまうのだった。今ならKindle読み放題で読めるので、ファミコンブームにどっぷり浸かった人は読むのをお勧めする。
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ちなみに60過ぎの母にこの漫画を勧めてみたところ「あんたにゲームなんか与えるんじゃなかったわよ!」と怒られた。当時、ゲームに没頭し過ぎた自分のことは母にとって強いトラウマだったようだ。ごめんなさい。
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[まとめ買い] ピコピコ少年

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  • メディア: Kindle版






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  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/12/14
  • メディア: コミック

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