アニメ業界はいつまでブラック? [時事ネタ]
アニメ会社のブラックな話が話題になっている。
確かに義憤を感じるぐらいの劣悪さだ。
しかし、
「アニメ会社の労働条件は劣悪」
「なんとかしないといつかアニメ産業は潰れる」
なんてことは大昔から聞いてきた。
しかしアニメは減るどころか増え続けている。
ひょっとしたらアニメ産業はこのままでいい、こうにしか出来ないのではないかと思い始めてきた。
(23年前の鈴木みその漫画「あんたっちゃぶる」2巻より)
例えば漫画家のアシスタントなどはどうだろうか。
社員として月給制で働く人を何人か知っている。アニメ業界の人たちよりは遥かにもらっているイメージだが、ブラックといえばブラックだ。それでもあまり世間から非難されることはない。
会社というより徒弟制度。
一国一城の主人になるための修行期間という認識のズレが内外であまり無いから怨嗟の声が上がらないのではないだろうか。「毎日徹夜で辛い、でも自分で選んだ道だもの。」「好きじゃ無いと出来ないね。早く独り立ち出来るといいね」、漫画はこんな感じじゃなかろうか。
アニメ会社というものは、漫画家が節税対策で会社を名乗っているのとあまり変わらないのでは無いかという気がしてくる。生涯一社員として安定した生活を求めるために漫画制作プロダクションに入社する、と言う人がいたら「世間知らず」と笑ってしまうだろう。アニメ会社社員もそう言う認識でないといけないのかもしれない。「将来でかく当てるために薄給で耐える!」そう言う心算で飛び込まなければいけない業界と考えてみるのはどうだろうか。
(若い頃の小林よしのり氏は漫画家を公務員のような職業だと思っていた)
非難されているアニメ会社が作っているアニメ業界を舞台にしたアニメ、「白箱」は機会があれば見てみたい。
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2016-11-07 08:26
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