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バイク乗らないけど良さが伝わる「単車野郎」「ばくおん!」他 [注目作品]

結構前の話だが、きらたかしの「凸凹 DEKOBOKO」が2巻で終わってしまった。2作連続で名作を描いてきた大好きな作家なだけに残念だ。しかし連載中に読んでいて、これはダメかもと思ってはいた。相変わらず人間描写がいいのだが、大半を占めるオフロードバイクのレースシーンの描きかた、特に土埃描写が単調で平面的でページをめくってもめくっても、同じ風合いの画しか出てこないという印象だった。

凸凹が終わってしまい、まだ次回作が始まらない。
最近「赤灯えれじい(1) (ヤングマガジンコミックス)」を全巻自炊し、しみじみやっぱり良いなあと思った。ちょっと飢餓感ができてしまったので、同作者の「単車野郎」を買ってしまった。

バイクエッセイ漫画なのだが、やはり面白い。バイクのことなどまるで分からないが、そのこだわりに何か読んでいて温かい気持ちになるのだ。まったく不思議な漫画家である。車に比べてバイクなど危ない乗り物としか思わないのだが、この単行本を読んでセローに乗ってみたいなと思ってしまった。

アマゾンプライムの会員無料動画にあった、「ばくおん!!」というバイクアニメを見てみた。以前、まとめサイトで見た、貼るだけで性能アップするステッカーの話が面白かったので気になっていたのだ。

女の子がバイクに夢中になる話というよりは、男の趣味を貧困な女性イメージに乗せて語らせてる構成で鼻に付く。しかし公共の電波で協力してもらったバイクメーカーを堂々とディスる姿勢が漢らしくて素晴らしいと思う。カタナ乗りのお父さんが好き。カタナというと、こち亀を思い出す。ちなみに「単車野郎」のセローもこのアニメに出てきた。古谷実の「シガテラ」に出てきて少し憧れたバイク、ドゥカティも登場。突然大量にガソリンが漏れだす描写があるのだが、これで許されるのだからバイク業界は寛容過ぎるようで面白い。

 

ばくおん!! コミック 1-7巻セット (ヤングチャンピオン烈コミックス)

ばくおん!! コミック 1-7巻セット (ヤングチャンピオン烈コミックス)

  • 作者: おりもと みまな
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2016/03/18
  • メディア: コミック

タグ:きらたかし
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