真田丸船出!なぜ幸村でなく信繁(のぶしげ)なのかわかる横山光輝の「武田信玄」「武田勝頼」 [歴史漫画]
三谷幸喜の大河第二作、「真田丸」が始まった。
第1話は武田家滅亡を描いている。
信繁(幸村)の父、真田昌幸が作った新しい武田の拠点になる城を撤退することになった。昌幸役の草刈正雄がかっこいい。撤退先の城を、真田にするが小山田にするかどちらにするか、というのが後から考えると究極の選択だったのだ。結局外様である真田より、親類である小山田が選択されるが、結局裏切られてバッドエンド武田家は滅亡する。帰る先を失い、部下にどこに行くのか聞かれ「わからぬ」と答える勝頼役の平岳大の演技が切ない。
武田家滅亡のトドメを刺す小山田信茂演じる温水洋一が、いかにも精神論主義の老害な武士を演じていて、裏切る瞬間の意外さを際立たせていた。敵サイドからは主君殺しはキツイだろうから、領地から追い出せば良いと指示されていたらしい。真田を選んでいたら良かったのになあと思うのだが、実は真田も北条と繋がっていて、一概にそうとも言えないようだ。まあ、一族滅亡がかかっているわけで、あらゆる手を尽くしているというのもあるのだろうし、真田が不忠と言い切れるわけでもない。
さて、そんな武田家滅亡が漫画で読めるのが三国志でおなじみの横山光輝による「武田勝頼」だ。「武田信玄」と合わせて全15巻。横山光輝の日本戦記漫画の中でも自分の中では1位の傑作であり、オススメだ。長篠の戦いに関する異説に始めて自分が触れたのがこの漫画。
昌幸ルートを選ぶか。。。
小山田ルートを選ぶか。。。(死亡フラグ)
結局、小山田信茂も殺される。穴山梅雪も同様。
真田昌幸の父、幸隆は武田信玄3巻から登場。
「真田丸」でちょっと不満だったのは、せっかく「幸村」でなく「信繁」であることを強調した作品作りをしているのに「信繁」の名前の由来が出てこなかったこと。この信繁の名前は、川中島の戦いで武田家の窮地を救い戦死した武田信玄の弟、武田信繁から来ている。その武者ぶりに感動した昌幸が理想の次男第一位としてその名を与えたと歴史の本で読んだ(異説あり)。武田信繁の死に様は大河ドラマ「武田信玄」を見て、大層かっこよかったので、このエピソードが自分はお気に入りなのだ。
第1話は武田家滅亡を描いている。
信繁(幸村)の父、真田昌幸が作った新しい武田の拠点になる城を撤退することになった。昌幸役の草刈正雄がかっこいい。撤退先の城を、真田にするが小山田にするかどちらにするか、というのが後から考えると究極の選択だったのだ。結局外様である真田より、親類である小山田が選択されるが、結局裏切られてバッドエンド武田家は滅亡する。帰る先を失い、部下にどこに行くのか聞かれ「わからぬ」と答える勝頼役の平岳大の演技が切ない。
武田家滅亡のトドメを刺す小山田信茂演じる温水洋一が、いかにも精神論主義の老害な武士を演じていて、裏切る瞬間の意外さを際立たせていた。敵サイドからは主君殺しはキツイだろうから、領地から追い出せば良いと指示されていたらしい。真田を選んでいたら良かったのになあと思うのだが、実は真田も北条と繋がっていて、一概にそうとも言えないようだ。まあ、一族滅亡がかかっているわけで、あらゆる手を尽くしているというのもあるのだろうし、真田が不忠と言い切れるわけでもない。
さて、そんな武田家滅亡が漫画で読めるのが三国志でおなじみの横山光輝による「武田勝頼」だ。「武田信玄」と合わせて全15巻。横山光輝の日本戦記漫画の中でも自分の中では1位の傑作であり、オススメだ。長篠の戦いに関する異説に始めて自分が触れたのがこの漫画。
昌幸ルートを選ぶか。。。
小山田ルートを選ぶか。。。(死亡フラグ)
結局、小山田信茂も殺される。穴山梅雪も同様。
真田昌幸の父、幸隆は武田信玄3巻から登場。
「真田丸」でちょっと不満だったのは、せっかく「幸村」でなく「信繁」であることを強調した作品作りをしているのに「信繁」の名前の由来が出てこなかったこと。この信繁の名前は、川中島の戦いで武田家の窮地を救い戦死した武田信玄の弟、武田信繁から来ている。その武者ぶりに感動した昌幸が理想の次男第一位としてその名を与えたと歴史の本で読んだ(異説あり)。武田信繁の死に様は大河ドラマ「武田信玄」を見て、大層かっこよかったので、このエピソードが自分はお気に入りなのだ。
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- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/06/06
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続 武田信玄 武田勝頼 1~最新巻(歴史コミック ) [マーケットプレイス コミックセット]
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2016-01-11 09:51
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コメント(2)
武田信繁から由来しているというのは俗説で
一次史料にはなかったはずです。
なので、真田丸の時代考証をされてる
丸島先生も否定されてました。
by お名前(必須) (2016-09-28 13:25)
一応、異説ありと書いてますけども。
それは一次資料にないだけということなのか、時代考証的にありえないということなのか。後者が書かれた丸島氏の著書があるなら是非読んでみたいです。
by 1up (2016-09-29 01:39)